年頭の
ごあいさつGreeting



明けましておめでとうございます。
皆さまにはお健やかに新年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。

昨年の参議院選では、党組織運動本部長として地元群馬をはじめ各候補者の応援に奔走し、各地で温かく力強いご支援をいただきました。お陰様で改選過半数63議席を自民党単独で獲得することができました。皆さまからいただきました御期待を重く受け止め、結果におごることなくこれからも全力を尽くしてまいります。

現在日本は、新型コロナ、世界規模の物価高騰、急速に厳しさを増す安全保障環境など、国難ともいうべき状況に直面しています。国民の暮らしや経済活動をしっかりと支えることでこの歴史的な難局を乗り越え、日本の未来を切り拓くために「新しい資本主義」の下、総合経済対策を実行してまいります。
特に、コロナ禍で疲弊した地域経済が、この物価高騰・円安の影響でさらに深刻な打撃を受けている現状を踏まえ、経済対策がすみやかに効果的に実施できるよう、補正予算と一体となって令和5年度予算を編成してまいります。将来不安を取り除き、希望を持つことができる持続可能な経済・社会を引き継ぐことは、私たち世代の責任です。財政健全化の旗を降ろすことなく、歳出・歳入両面での改革にも取り組み、責任ある経済財政運営を進めてまいります。

昨年2月、ロシアがウクライナを侵略しました。世界に大きな衝撃を与えたばかりでなく、長年にわたり築かれてきた国際秩序の根幹が揺るぎかねない事態となりました。
そうした中、日本を取り巻く安全保障環境に目を向けると、北朝鮮の度重なるミサイル発射や東シナ海・南シナ海での一方的な現状変更の試みなど、一段と厳しさが増しています。日米同盟を基軸として各国との信頼関係を築き連携することで、外交政策により一層力を注ぐことが大切と考えます。昨年、日中は国交正常化50周年を迎えました。東アジアの安全保障環境を改善するためにもこれを機に中国との対話を増やし、主張すべきは主張し、建設的かつ安定的な関係を築くべく外交を展開してまいります。

エネルギー分野においても国際的な供給不安など、世界規模で様々な混乱が生じています。エネルギーの自給率の重要性が高まり、日本のエネルギー供給体制やエネルギー安全保障強化の必要性を改めて見直すとともに、今や国際社会の喫緊の課題となっている気候変動など、CO₂排出削減への取り組みも欠かすことができません。そんな中、2050年カーボンニュートラルの達成を目指し、脱炭素の切り札として、グリーン成長戦略に水素エネルギーが位置付けられました。私も「水素社会推進議員連盟」会長として、水素が新たなエネルギー源として広く国民の皆さまに認知され、社会実装が進むよう取り組んでまいります。

その他、日本を取り巻く安全保障環境を踏まえた防衛力の強化・今や国の存続に関わる少子化問題・グリーン分野に官民の投資を集めるGXの推進など課題が山積しています。次の世代に平和で豊かな日本を引き継いでいくため、これまで積み残されていた課題解決に向けて果敢に取り組んでまいります。

さて、今春は統一地方選が実施されます。我が党はこの戦いを「天王山」に位置付け、総力を結集して勝利を目指してまいります。衆議院選・参議院選に続いて統一地方選を勝ち抜くことが安定した政治基盤を作ります。私も党組織運動本部長として、また群馬県連会長として候補者全員の当選のため全力を尽くす決意です。皆さまのご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

最後になりましたが、本年も皆さまにとりましてより良き年となりますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

2023年1月1日
小渕優子
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