小渕優子
小渕優子
トップ
アクセスマップ
ご意見
サイトマップ
自民党
小渕優子 小渕優子
年頭のごあいさつ 活動報告 議事録 プロフィール・経歴 選挙区 ご意見 更新情報 オブログ
小渕優子
年頭のごあいさつ
トップ > 年頭のごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。
皆様には健やかに新春をお迎えのことと、心よりお喜び申し上げます。

政権交代により一方的に中止された八ッ場ダムは、一年間にわたる検証結果を踏まえ、国交相が「建設再開」を判断し、ようやく本体工事に着手することが決定致しました。 これは大変喜ばしいかぎりであり、当然のことと言わねばなりません。 この間の地元の方々のご労苦と、関係者のご努力に改めて敬意を表するものです。 しかし、そう考えれば考えるほど、この二年間は何だったのかとの思いが募り、地元をないがしろにした民主党政権の暴挙は許しがたいことと断じざるを得ません。

さて、昨年三月十一日に発生した東日本大震災は未曽有の被害をもたらしました。被災者の方々に改めてお見舞い申し上げます。 震災発生から間もなく十カ月が経とうとしていますが、被災地の皆様や、震災に伴う原発事故の影響で地元を離れることを余儀なくされた皆様は、 今もなお生活再建のめどが立たず、国からの補償の内容もはっきりとしない中で、大変な不安を抱えながら生活をされております。

震災発生直後からの民主党政権の対応の遅れが、そうした方々の不安を煽り増幅させています。 国家の危機管理のあり方が改めて問われる中で、菅総理から野田総理に政権が移ったあとも、拙劣な復興対応は一向に改善されず、復旧は遅々として進んでいません。 我が党としては、引き続き被災地の状況をしっかりと把握し、現地の声を真摯に受け止めることで、被災された皆様が少しでも明るい希望が持てるような政策が速やかに講じられるよう、政権に対して是々非々で臨む所存でございます。

外交面でもさまざまな問題を抱えております。

参加を巡り国論が二分しているTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)は、内容に関する情報提示があまりに少なく、農業や医療、金融などの関係者それぞれが不確かな情報に振り回され、いたずらに不安感を増幅させている感があります。 政府は国外での議論から進めるのではなく、まずは国内への情報開示と議論をしっかりと進めた上で、きちんとした方向性を示していく必要があります。

普天間基地移設問題は、防衛大臣と防衛省幹部の考えられない失言により、さらなる長期化が懸念されています。 「最低でも県外」という根拠のない、耳障りのいい言葉で期待を持たせたかと思えば、すぐにその期待を裏切り、あげく安易な発言で沖縄県民を傷つけるなどというのは、まさに愚の骨頂であります。 沖縄県民の怒りは今にも爆発寸前です。もう一度信頼関係を取り戻せるよう努めていかなければなりません。

民主党政権は、基地問題に象徴されるように既存の政策の否定による混乱と、問題の先送りや長期化が、もはや常態化しています。

昨年暮れ、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を率いてきた朝鮮労働党の金正日総書記が死去したとの報が全世界を駆け巡りました。 核問題とも絡んで今後、朝鮮半島情勢がどう動くのか懸念されます。特に拉致問題を抱える我が国としては、関係諸国との連携を図りながら問題解決に向かう方向での対応が強く求められます。 今年は、アメリカやロシア、韓国などで大統領選が行われ、中国でも新しい指導部と交代するなど、主要国で新しいリーダーが選ばれる年です。 一方、一年前からアラブ世界を席捲した「アラブの春」の行方はいまだ不透明であり、ギリシャを発端とする欧州債務危機も、さらに深刻化する様相を呈しています。 世界は大きな節目を迎えつつあり、その中で日本はさらに難しいかじ取りを迫られることになります。しかし、現在の民主党政権の混乱ぶりを見るにつけ、あまりにも心許ないと思わざるをえません。

私は昨秋より、自民党幹事長代理を拝命いたしました。他党との折衝だけでなく、党勢拡大や党内統率という重要な役割の一端を担わせていただいており、十月には衆院本会議での代表質問を務めさせていただきました。

現在の政治状況を考えますと、今年はいつ総選挙が行われでも不思議ではありません。 現在の日本が迫られている課題を解決するには、一日も早い政権奪取が必要です。 私は幹事長代理として、必ずや自民党を政権に復帰させるため、微力を傾注する覚悟です。 皆様には変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

本年が皆様にとりまして素晴らしい年となりますよう祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。
2012年1月1日
小渕優子